世界の車検費用について

自動車検査登録制度、いわゆる「車検」と呼ばれる制度は日本を始め、多くの諸外国、特に先進国と呼ばれる地域において、広く普及している制度です。
しかし同じ法制度であったとしても、その国ごとに独自のルールが適用されているように、車検制度もまた、色々な面で国ごとに違いが生じています。

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そのような差異の中で、最も引き合いに出されるのは、なんといっても費用負担に関することではないでしょうか。特に日本の車検制度の是非を問う場面においては、必ずと言っていいほど「高額すぎる費用」が取り沙汰されています。「日本の車検費用は海外と比べて高すぎる」という話はよく耳にするところなのですが、ではいったい、海外の車検費用はそれぞれどの程度のものなのでしょう。

日本でも車両の種類によって費用負担に差があるように、一概にどの国がいくらということは言えませんが、概して普通乗用車をメインにして諸外国の車検費用を比較してみると、ドイツ、スウェーデン、ベルギー、スイスなどが概ね5000円前後、イギリスやフランスなどが多少高めでも10000円以下、オーストラリアや韓国では概ね3000円程度、アメリカにいたっては州ごと制度が違いますが、0円から10000円といったところでしょう。ちなみにアメリカの州のうち2割は車検制度が存在しません。


では対する日本はというと、車検費用自体は3000円以下といったところでしょう。そうです、高い高いと言われる日本の車検費用は、国際的に見ても安いほうになるというのが事実です。でもこれにはカラクリがあります。というのも日本では通常、車検と同時に「自動車重量税」と「自動車損害賠償責任保険」を2年分一度に収めることになります。

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こうなると合計で50000円以上の費用負担を余儀なくされるというわけで、自ずと「日本の車検=高い」というイメージが植えつけられてしまったのでしょう。ではそれらの税金や保険料の金額は海外でどうなのかというと、これはまさにピンからキリまであって一概には言えません。しかし、こと税金に関して言えば、日本は明らかにユーザー負担が大きく、特に「自動車重量税」に関しては二重課税の可能性を指摘されている点や、課税根拠の消滅などといった問題が山ほどあります。購入から維持、果ては廃車に至るまで、自動車を「金食い虫」にしてしまう日本の諸制度によって、車検を含む自動車関連費用そのものがトータルでみると非常に高額であるというのは事実と言えるでしょう。